国分寺市内で活躍する人にスポットを当てて紹介するコーナー

コクブン人 第10回 国分寺市商工会 会長 込山雄茂 様

【ぶんじch編集部】第10回コクブン人は、国分寺市商工会会長、込山雄茂さんです。まずはプロフィールをご紹介させて頂きます。

東京都国分寺市出身、有限会社ベンクリエートサービス代表取締役、2004年より国分寺市商工会理事に就任。2012年からは国分寺市商工会の会長を務められて、2018年からは東京都商工連合会副会長に就任されてます。本日はよろしくお願いします。

【込山会長】こちらこそよろしくお願いします。

【ぶんじch編集部】まずは国分寺市商工会の事について教えて下さい。

【込山会長】国分寺市商工会(以下「商工会」と言います。)は昭和35年に設立されて今年で60周年になります。会員数は現在1540名で市内商工業者3322事業所のほぼ半数の方に加盟をして頂いてます。地域最大の総合経済団体として会員の方々の事業の継続的な発展を目指した経営支援と国分寺市の地域性を活かした様々な地域振興事業を行っています。

【ぶんじch編集部】私たちのような中小、零細企業の資金繰りの相談からセミナーやイベントの開催など、商工業者にとっては身近な存在ですよね。特に今年は4月から緊急事態宣言が出されて市内の商工業者にも大きな影響があったと思いますが商工会としてはどんな活動をされていたのですか。

【込山会長】緊急事態宣言後は、市民への外出自粛要請により街には人影が無くなり、市内事業者の売り上げは半減、または収入がほぼ無くなってしまうような未だ経験したことの無い深刻な状況に陥りました。そんな中、我々商工会として先ずは専門家と連携しコロナ相談窓口を設置し、(緊急融資、持続化給付金・補助金、助成金等について)市内事業者の資金繰りの支援を行なってきました。また、とりわけ厳しい状況に陥っている飲食店のテイクアウト応援プロジェクトとして「国分寺エール飯」を展開しました。

【ぶんじch編集部】本当に町から人がいなくなって私も国分寺に長く住んでいますが、こんな状況は記憶に無いです。商工会の職員の方々も補助金や助成金の相談など熱心に対応をして頂いてました。

【ぶんじch編集部】現在は、感染予防と経済活動うまく両立をしていく、「Withコロナ」と呼ばれている状況に変わってきましたが、商工会ではどんな取り組みをされてますか。

【込山会長】この新たな経済環境に対応する為、臨機応変に新規事業を展開していく事が重要だと考えています。商工会として新たな取り組みとして宅配事業「ぶんじDELi」を始めました。「Withコロナ」といわれる中で、新しい生活様式としてデリバリー等の需要がさらに高まることが予想しています。そこで、商工会では「信頼のある」「手数料・配送料を抑えた」宅配事業である「ぶんじDELi」事業を8月より開始しました。この新しい時代に対応したデリバリーサービスの展開することで、市民の暮らし、事業者そして地域が継続的に発展することを目指していきます。

【ぶんじch編集部】「ぶんじDELi」事業は、私たちぶんじchでもお手伝いをさせて頂いてます。コロナで特に影響を受けた市内の飲食事業者にとっても、また、市民方々にとっても安心して利用できる良いサービスですよね。「Withコロナ」のような状況が当面は続くと予想されますが、今後の商工会や市内商工業者の展望などをお聞かせください。

【込山会長】市内事業者にとって当面は資金繰りが第一の優先課題となっていくと思いますが、同時に中・長期の視点を持つことも持続的な発展のためには重要だと考えています。当会が窓口となっている持続化補助金の申請では創意工夫ある新規事業計画が様々立案されています。このコロナショックを新たなチャンスととらえて取り組んでいけば、事業者の道は必ず開けていくと思います。

【ぶんじch編集部】持続化補助金についても私たち中小、零細企業にとっては比較的利用しやすい補助金だと思います。そういったものを利用して、今の状況を単にピンチと思うのではなく新しいビジネスチャンスと発想を転換することが大切なんですね。

【込山会長】そうですね。そして商工会としても、より一層国分寺市をはじめとした関連団体との連携を強化し一体となって街を盛り上げていく事が重要だと考えています。既に産官学の取組として「国分寺お店大賞」「こくめし事業」を展開しています。またJA、観光協会と国分寺市と連携した「こくベジ事業」では国分寺の地場野菜のPR、それを使用した飲食店のPR事業を行っています。また今後は、多摩全域を見据えた事業展開していくことも重要だと考えています。その一つの取組として、多摩地域における都市型の買物困難者モデル事業の創出に向けて今年度より「買物困難者対策協議会」を立ち上げました。商工会として国分寺市と連携を密にしながら、事業者そして市民に広く浸透する事業を展開していきます。

【ぶんじch編集部】私たちぶんじchも微力ですが、商工会さんと連携して国分寺が盛り上がるように様々な事業を行っていきたいと考えてます。ぜひよろしくお願いします。

【込山会長】こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。

【ぶんじch編集部】ところでコクブン人では、インタビューを受けて頂いた方に休日の過ごし方などをお聞きしているのですが、込山会長はどんな風にお過ごしですか

【込山会長】なかなかゆっくり休む時間もないのですが、時間のある時は趣味であるスポーツ観戦や撮りためたテレビ録画を見ています()

【ぶんじch編集部】込山会長、本日はお忙しい中ありがとうございます。